残​骸​の​中​、​方​法​論​を​探​す​理​由​と​は

by Raie_らいえ

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1.
許されたくて 紡ぎ続けた 今も未来も 塵と化すのか? 欠片すら見えない理想の先に 何を見い出せるかもわからないままで 破片が 散らばったこの部屋で 存在証明は 置き去りのまま  切り裂いてきた無色透明 いつの間にか失ったものは数知れず 後ろめたい過去 あるべきだった未来の形 その全てに今日も追われていく まだここで果てたくはない まだここで輝いてたい 終われない終わりたくない   あの風の中 走り続けた 過去の栄光と 過ちの連鎖 犯し続けた罪は 消えることはない この手の中の覚悟と背負った決意を まだここで果てたくはない まだここで輝いてたい 終われない終わりたくない   あの場所で全て取り戻せ この瞬間が間違いだったなんて言わせない 明けない夜に この身捧げて すべてすべてすべてその先へ
2.
昔憧れていたあの人は 今や立派なパパになった 昔憧れていたあの人達は いつしか何処ぞへと消えてしまった この決意は揺らがない そんなことを思っても 時々 折れてしまいかけることがある 日々を生きる 私は 私達は まだ この場所を生きている 這いつくばってでも 食らいついてでも まだ生きてる    あなたは 生きていますか? 決められたレールを漫然と走り続けていた  共に同じ朝日と夕景を眺めるだけ そんな日々を抜け出して 共に進むと決めた時から戦い抜くと決めた 追い求めることも また同じように 甘い言葉が紡がれる終わりなんて必要ない 私達が進むべき場所はそれを超えた先にある 「お前は大丈夫か?」 そんな声が内側から聞こえる日々 まだここから先も私達は続いていく だから言うしかないんだ「任せとけ」って 「立ち上がれなくなりそうだ」 聞こえてくる弱音に負けそうにもなる それでも私達は行くしかない だから言うしかないんだ「任せとけ」って その先へ走れ 未だに消えない あの日の思い出は 色褪せたとしても その存在感は変わらない 上っ面の言葉なんて必要ないんだ 私達に必要なのは痛々しいほどの現実感だけ 己の浅はかさが恨めしい 消えてしまった物を手繰り寄せて まだ終わらない 終われない 追い続けたものを まだこの手にしていないんだから 「お前は大丈夫か?」 そんな声が内側から聞こえる日々 まだここから先も私達は続いていく だから言うしかないんだ「任せとけ」って 「立ち上がれなくなりそうだ」 聞こえてくる弱音に負けそうにもなる それでも私達は行くしかない だから言うしかないんだ「任せとけ」って 「お前はその足で歩いているか?」 そんな声が内側から聞こえる日々 まだここから先も私達は続いていく だから言うしかないんだ「諦めない」って 「進めなくなりそうだ」 聞こえてくる弱音に負けそうにもなる それでも私達は続くしかない だから言うしかないんだ「諦めない」って
3.
私達は、春を売った もう二度と来ない青々とした日々の群れ。 当然のように過ごしていたその時間を、私達はいつの間にか失ってしまった。 その代わりに得たものは経験か、或いは諦観なのか、今となってはわからないままでいる。 心がざわついている 安い言葉ではあるけれど、あの頃を思い出してしまいそう。 どうしようもない自分、手放したくないと思ってしまった温もり。 縋り続ける自分とさよならしたあの日。忘れようとしていた月日が、この胸に去来する。 月明かりは照らしている。今の私の姿と、過去の私の姿を。 全ては、重なっていく 終電車は行ってしまった 残っているのは影だけ 目の前を横切る 過ぎた日々の残り滓と 甘くもない思い出 ただここで朝焼けを待つ 影も落とせず立ち尽くす 「帰りたくない」そんな言葉を待っているだけ 消えてしまえば 消えてしまえば この記憶も 呪縛も あの横顔も 町並みも全て 灯りの中に隠して 忘れさせて 忘れさせてよ この街の中、深く深く沈めて 眩い光の中、体温も思いも全て 溶かしてよ 覚えてるのは 失くしたことだけ 忘れたのは あの日の輝き わかってるのは 亡くしたことだけ 忘れられない 暁闇の最中 いつまでも追い続けている、あの日の姿を、面影を、 何も変わらない全てを 今でも ずっと変わらず 変わっていくのは自分だけ、変わらなくていい、 置いて行きたくないものばかりがこの手から滑り落ちていくんだ 消えてしまえば 消えてしまえば この記憶も 呪縛も あの横顔も 町並みも全て 灯りの中に隠して 忘れさせて 忘れさせてよ この街の中、深く深く沈めて 眩い光の中、体温も思いも全て 溶かしてよ

credits

released January 26, 2019

Song,Lyric by RAG.cocteau

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Raie_らいえ Hiroshima, Japan

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